

近年は天然素材を使った家づくりに注目が集まっています。
天然素材は見た目が美しいだけでなく、環境や体に優しいため、アレルギー体質の方や子育て中の方も安心して生活できます。
今回は、天然素材の家が持つ魅力や特徴を紹介します。
天然素材を使った家づくりとは?
天然素材の家とは、化学物質が含まれる素材を使わず、自然の中にある素材を使用して建てた家のことです。
従来の家と比較すると、天然素材の家は住み心地が良く、耐久性に優れています。
従来の家は平均寿命が30年とされていますが、天然素材の家はそれ以上住み続けることができます。
天然素材の種類
一口に天然素材といっても、さまざまな種類があります。ここでは、注文住宅で使われることの多い代表的な天然素材を紹介します。
漆喰(しっくい)
石灰石を原料とする漆喰は、古くから日本の家づくりに使用されており、調湿性・耐久性・防火性に優れている特徴があります。夏は湿度、冬は乾燥を防ぎ、快適な室内環境を整えます。
年数が経っても見た目が劣化がないのも、漆喰の魅力です。
珪藻土(けいそうど)
珪藻土は、プランクトンの化石を原料とした土のことです。優れた調湿機能を持つため、湿気の多い夏や乾燥しやすい冬でも、室内のダニやカビなどが発生しにくくなります。
部屋のニオイを吸収する消臭効果もあるため、ペットを飼っている家庭に最適です。
天然リノリウム
亜麻仁油や石灰岩などを原料とする天然リノリウムは、耐久性に優れているため、床材に使用されるのが一般的です。
静電気が発生しにくく、ホコリが舞にくいため、掃除の手間が省けるメリットもあります。
無垢材
無垢材とは、天然の木から採れた木材のことです。肌触りが良いため、床材に使用すると、素足で歩いたときに心地良さを感じられます。
価格は少し高めですが、鉄やコンクリートよりも高い耐久性があるため、コストパフォーマンスは良好です。
天然素材で家を建てる魅力
天然素材を使った家には、鉄筋コンクリートやRC住宅にはない魅力があります。
健康的な生活ができる

天然素材を使用した家づくりには、シックハウス症候群の原因となる化学物質が使われないため、小さい子供やアレルギーの方も安全かつ快適に過ごすことができます。
さらに、地中熱利用換気システム「ジオパワーシステム」を導入すれば、エアコンに頼らず、地中熱で空気を循環させるため、一年を通じて優しくきれいな空気の中で健康的な生活ができます。
夏は涼しく、冬は暖かい
天然素材は断熱性と保温性があるため、冬は暖かく、夏は涼しい状態を維持できます。
また、吸湿性と放湿性に優れているため、湿度の高い夏は室内の湿気を吸収し、乾燥する冬は水分を放出して、快適で過ごしやすい住環境を作り上げます。
見た目に温かみがある
天然素材には温かみのある風合いを楽しめるのが魅力です。素材本来が持つ独特の見た目や優しい雰囲気は、鉄筋コンクリートでは味わうことができません。
時間の経過とともに風合いの変化を楽しめるのも、天然素材の魅力です。
まとめ
天然素材で作られた家は、調湿性や断熱性に優れており、化学物質を使用しないため、一年を通じて快適かつ健康的に過ごすことができます。
一口に天然素材といっても、漆喰や珪藻土などのさまざまな種類があります。
実際にモデルハウスを見学してしながら、納得のいく家づくりを実現しましょう。