
現代の住宅は日々進化していて、古い家から住み替えるだけでもあらゆる費用を節約できます。
さらにエコ住宅に住んだとすると建物が高気密、高断熱なので、光熱費を大きく抑えられます。
エコ住宅では環境にも優しく、そこに住む人にも優しい住宅です。
今回はエコ住宅にも採用される「光熱費を節約する」住宅設備について解説します。

複層ガラス
複層ガラスとは2枚のガラスの間に空気の層を挟んだガラスで、熱を通しにくいことが特徴です。そのため室内の空気は逃げにくく、屋外の空気は侵入しにくくなります。
したがって冷暖房が効きやすくなり、光熱費を節約できます。その節約効果は年間で1万円以上にも上るといわれていて、人気の住宅設備です。
さらに冬場には結露が発生しにくいので、カビの発生も抑えられ、アレルギーの心配も軽減できます。複層ガラスは他の住宅設備に比べると低い金額で導入でき、イニシャルコストも抑えられます。
ヒートポンプ式電気給湯器「エコキュート」

家庭で消費するエネルギーのうち最も光熱費の消費が激しいのが「給湯」です。
そのため効率のよい給湯器を設置すると節約効果はかなり大きくなります。その光熱費の差は年間4万円にも上るといわれています。
エコキュートは正式名称を「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」といい、空気の熱を利用して、効率良くお湯を沸かします。
電気代の安い夜間電力を使用するため、通常のガス給湯器よりも光熱費を大きく抑えることができます。
太陽光発電

太陽光発電は自然のエネルギーで発電を行い、余った電力は買い取ってもらえるエコな住宅設備です。
補助金を用意している自治体も多く、場所によってはお得に設置できます。
初期費用に関しては他の住宅設備に比べて高額ですが、売電を行うことによって費用を回収することができます。
売電費用は年々下がっており、売電が始まった2016年の「42円/kWh」と比べると2022年3月現在で「17円/kWh」となっています。
しかし売電価格が下がっているというのは太陽光発電設備の価格に関係しています。太陽光発電設備の価格が下がっていて、それに伴い売電価格も下がっています。
そのため以前に比べると太陽光発電の設備を導入しやすく、一般的に10年以内に初期投資費用を回収できるといわれています。
エコ住宅設備を活用して、光熱費を節約しよう
エコな住宅設備を住宅に採用することで、日々消費する光熱費を減らすことができます。
1ヶ月という短い間で見るとわずかな差ですが、20年30年と長い目で捉えると数十万円の差になります。
その分初期費用はかかってしまいますが、いずれ回収できます。
上手く活用することでお得な生活を送れることでしょう。