
土地の価格が高い都心部に家を建てようと考えたときに、選択肢として上がるのは「狭小住宅」です。
狭小住宅では限られた土地の面積を有効活用して、最大限の居住空間を作り出します。
しかし住宅の建築は「予算」が気になります。
今回は狭小住宅でかかる予算について詳しく解説します。
※本記事内で掲載している金額は全国の平均的な数値です
狭小住宅の定義とは

狭小住宅と聞くと狭い土地に建てた家を想像しますが、明確に〇坪~〇坪という定義は存在しません。
そのため平均の住宅よりも少ない面積で建てた住宅のことを狭小住宅と表現しています。
ただし、一般的には土地面積が15坪~20坪くらいの土地に建てられた家のことを狭小住宅と呼びます。
狭小住宅の坪単価とは

狭小住宅は一般的に15~20坪の土地に建てられた家のことを指します。つまり延床面積に直すと約50㎡~66㎡の家を建てているということになります。
国土交通省の調査によると延床面積が50㎡の建築費用の相場は約1,250万円です。そのため狭小住宅では1,200万円~1,700万円が建築費用の相場となります。坪単価で計算すると60万円~110万円です。
建築費用に大きな差がありますが、これは建てる場所によっても異なり、建築する会社によっても上下します。
また間取りや設備をこだわるほど建築費用も高くなります。
狭小住宅でかかる費用の内訳

狭小住宅では主に「本体工事費用」「別途工事費用」「諸費用」の3つの費用がかかります。
本体工事費用
本体工事費用は「家そのものの工事費用」を指します。
そのため家の基礎から躯体、屋根、内装、外装など建物に直結する費用が含まれます。
この費用は住宅の建築において最も大きな割合となり、総費用の約7割を占めます。
ただし家の仕様にこだわるほどこの費用は高額になるため、占める割合も変化します。
別途工事費用(付帯工事費用)
別途工事費用は総費用の2割ほどがかかります。別途工事費用として計上されるのはガスや給排水などの配管、外構、地盤補強、空調設備、照明などが含まれます。
また元々家が建っていた場合解体費用もこの費用に計上されます。
諸費用
諸費用とは不動産を所有するときの登記に必要なお金や保険料など建築とは関連の薄い費用が含まれます。
総費用の1割程度しかかかりませんが、数百万円に上ることもあります。事前に内訳を調べておきましょう。
狭小住宅の価格は1,200~1,700万円
狭小住宅は通常の住宅よりも小さめなので、その分安く建てられると考えがちです。
しかし家の細部までこだわるほど、費用は高額になり、土地の価格と合わせるとかなりの金額になることもあります。
想定していた費用を越してしまわないように、余裕を持って家づくりをしましょう。
広発グループでは狭い敷地でも有効活用できる注文住宅を得意としています。
お客様のライフスタイルに合わせた住宅のご提案を行っていますので、ご相談ください。