
住宅が密集している都市部では狭小住宅に暮らしている人も少なくありません。狭小住宅は基本的に3階建てなので、二階建て住宅に比べて階段が多く、家事動線が悪くなってしまいがちです。そのため家族構成や生活環境の変化に応じて、リフォームで収納の数や間取りを調整したい人も多いでしょう。
本記事では狭小住宅のリフォーム相場をパターン別で解説します。
スケルトンリフォーム

スケルトンリフォームとは、基礎や外壁、骨組みなどの住宅の基本的な部分を残して、それ以外の部分を作り変える大がかりなリフォームのことをいいます。間取りを新しく作り変えることができるので、敷地の形や家族構成、周辺環境に適した空間に設計できるのが特徴です。
施工内容 | 費用相場 |
スケルトンリフォーム | 800〜1,700万円 |
フルリノベーション | 600〜1,200万円 |
間取り変更
部屋を増やしたい、または減らして広い空間を作りたいというときには間仕切り板で間取りを調整します。間取り変更は大がかりな工事になるかと思われがちですが、意外にも低価格で施工できます。
施工内容 | 費用相場 |
間仕切り板の設置 | 8~25万円/箇所 |
間仕切り板の撤去 | 7~23万円/箇所 |
水回り設備の交換

水回り設備は10〜20年を目安に交換します。メンテナンスせずとも使えているから問題ないと思い、先延ばしにしたくなりますが、見えない部分の劣化は確実に進んでおり、ある日突然使えなくなることがあります。
できれば10〜15年に一度に見直すのが理想的です。
施工内容 | 費用相場 |
キッチンの交換 | 50~150万円 |
浴室の交換 | 50~150万円 |
トイレの交換 | 15~50万円 |
洗面台の交換 | 10~50万円 |
収納の増設

空間が限られている狭小住宅といえども、デッドスペースは存在します。例えば階段下や腰掛スペースです。そのデッドスペースに収納を増設すると、より多くのものを片づけることができるようになります。
施工内容 | 費用相場 |
階段下収納の増設 | 10~15万円 |
ウォークインクローゼットの設置 | 15~80万円 |
造作家具の設置 | 10~30万円 |
耐震リフォーム
築20〜30年が経過している狭小住宅では耐震性に不安が残ります。耐震リフォームを行うことで狭小住宅の耐震性を大幅に引き上げることができます。
施工内容 | 費用相場 |
耐震補強工事 | 33~165万円 |
耐震診断 | 12~25万円 |
断熱リフォーム
狭小住宅は一般的な住宅に比べて壁や床、天井など面積が少ないため、効率よく断熱リフォームが行えます。断熱リフォームすることで普段の生活がかなり快適になることでしょう。
断熱リフォームでは壁や床などに断熱材を入れたり、サッシを追加して二重窓にしたり、断熱塗料で塗装する方法などがあります。
施工内容 | 費用相場 |
壁の断熱化 | 4千~3万円/㎡ |
天井の断熱化 | 4~8千円/㎡ |
床下の断熱化 | 4~8千円/㎡ |
内窓の追加 | 8~30万円 |
断熱塗料の塗装 | 2~6千円/㎡ |
狭小住宅はさまざまな環境に応じてリフォームしよう
狭小住宅では空間が限られているので、家族構成や周辺環境の変化に応じて随時リフォームするのがおすすめです。リフォームしないまま暮らすことも可能ですが、家事動線が不便になりやすく、家の中の移動が煩わしく感じることもあるでしょう。
お子さまの成長や気温の変化に応じて作り変えることで、暮らしやすさが一段と上がります。生活スタイルによって作り変えてみてはいかがでしょうか。
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